スーパーなどで牛乳の紙パックは目にしていると思いますが、切欠きがあることに気づいていたとしても、それにはどんな意味があるのか、何の為にあるのかまで知っている人は少ないのではないでしょうか?
牛乳には、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、それに、乳製品として、加工乳、乳飲料、などがあるそうですが、バリアフリーの一環として、種類別「牛乳(成分無調整牛乳)」の500ml、1000mlの紙パックの最上部の一ケ所に、「切欠き(きりか き)」処理をしているそうです。 目の不自由な方でも触っただけで「牛乳」であることがわかり、また、「切欠き」のある反対側が開け口になっているので、開ける時 も迷わずにすむそうです。
・「牛乳(成分無調整牛乳)」
生乳(しぼったまま)を加熱殺菌したもので、乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上と規定されているそうです。
脂肪分を均質化することは、認められているそうですが、水や添加物を混ぜたり、成分を除去することは一切禁じられているそうです。
・「成分調整牛乳」
生乳から乳脂肪分、水分、ミネラル分などの一部を除去し、成分の調整をしたものだそうです。
・「低脂肪牛乳」
生乳から乳脂肪分のみを除去し、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下にしたものだそうです。
・「無脂肪牛乳」
生乳から乳脂肪分をほぼ取り除いて0.5%未満にしたものだそうです。
※種類別に牛乳と表記できるのは、生乳(牛から搾ったままの乳100%)のみ使用の4種類だけだそうです。「加工乳」や「乳飲料」は「牛乳」ではないそうです。 また、「特別牛乳」と表記できる一定の条件を満たした特別な牛乳もあるそうです。