ノロウイルス予防にはラクトフェリンが有効らしい

 
 

 
 

 ノロウイルスは主に口から感染する「感染性胃腸炎」だそうです。感染すると、激しい下痢やおう吐、発熱、腹痛、そして脱水症状などが起こるそうです。

 ラクトフェリンは、母乳・涙・汗・唾液などの外分泌液中に含まれる鉄結合性の糖タンパク質で、特に出産直後の初乳に多く含まれ、生まれたばかりの赤ちゃんを風邪などのさま ざまな感染症から守ると考えられているそうです。 強力な抗菌活性を持ち、細菌の増殖を抑制するそうです。 また、免疫調整作用により、免疫力を高め感染症を未然に防ぐそうです。
 鉄分と結合しやすい性質があることから、「フェリン(鉄)」と結びつきやすい「ラクト(乳)」と名付けられたそうです。

 ラクトフェリンは、体内に入ったノロウイルス表面や腸の表面に付着し、ウイルスが腸から吸収されるのを防ぐはたらきをするそうです。 また、ラクトフェリンから変化してできる物質が、ウイルスそのものを捕まえて、消化器官の細胞に入って行くのを防いでくれるのだそうです。

 ラクトフェリンには、ノロウイルス予防以外にも様々な効能があるようです。

免疫調節作用発がん予防、感染防御
抗菌・抗ウイルス活性ピロリ菌や歯周病菌の抑制
ビフィズス菌増殖促進作用腸内のビフィズス菌を増やし、腸内細菌のバランスを整える
鉄吸収調節作用貧血の改善
抗炎症作用関節炎、大腸炎の改善
脂質代謝改善作用内臓脂肪の低減

 ラクトフェリンの成分は熱や酸に弱いという性質を持っているため、普通の食事から摂ると、胃で分解されてしまうため、効果的に摂取することが難しいらしいです。サプリメントでの摂取が効果的だそうです。1日300mg程度の摂取量が目安だそうで、基本的には就寝前に服用すると良いらしいですが、1日2~3回に分けて摂取しても良いそうです。
 規則正しく、毎日摂取するようにしなければ、効果は、あまり期待できないようです。