コラーゲンは、カラダの中にもともとあって、ハリ・弾力に大きな関わりをもつタンパク質の一種。理想のわかわかしさをキープするために大切な、「キレイの基礎」となる成分だそうです。
体内コラーゲンのうち40%は皮膚に、20%は骨や軟骨 に存在し、その他は血管や内臓など全身に広く分布しているそうです。
コラーゲンは、20歳を過ぎる頃から年齢を重ねるとともに減少してしまうようです。さらに、紫外線やストレスも肌のコラーゲン不足を加速させる要因になるそうです。
コラーゲンを豊富に含む食品には、動物性食品と海洋性食品があるそうで、動物性食品は、豚足、鶏の皮、手羽先、軟骨、牛スジ、牛テール、豚バラ肉など。牛、豚、鶏の骨を煮込んだ豚骨ラーメンのスープにもコラーゲンが豊富に含まれているそうです。一方、海洋性食品は、スッポン、フカヒレ、エイヒレ、魚の皮、 うなぎ、なまこ、カレイ、エビ、くらげなど。スッポン鍋や中華料理などは、たっぷりコラーゲンを摂取できるそうです。その他の食材では、ゼラチン、ゼリー、プ リン、杏仁豆腐などだそうです。
注意したいのは、コラーゲンを豊富に含む食品には高カロリーのものが多いとのこと。一度にたくさん食べることは、栄養バランスを乱すことにつながるそうで、あまりおすすめできないそうです。
摂取の目安量は、1日5000mgとされているそうです。
もともとコラーゲンは、たくさんのアミノ酸やペプチドからなる高分子タンパク質。そのままでは、スムーズに体に吸収されにくい状態なのだそうです(コラーゲンそのものを吸収するのではなく、分解されたアミノ酸を吸収することになるそうです)。
ヒトのからだは、タンパク質を食べたら、アミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) などの小さな分子に分解してからでないと吸収できない機構になっているそうです。
熱を加えると、水に良く溶けるようになるそうですし、サプリメントなどでは、吸収されやすいように低分子にした、低分子のコラーゲンはある程度分解されているため、分解・吸収が効率よく行われると考えられるそうです。しかし、吸収されたものが、体内で再びコラーゲンの合成に利用されるのかは不明な点もあるらしく、再合成に利用される場合であっても、どこの部位で再合成が行われるか定かではないようです。