すし屋でお茶を頼むときに、「あがり」と言ったり、甘酢生姜のことを「がり」と言っていませんか?
ほとんどの方がそういった言い方をしていて、それが当たり前と思っていませんか?
何気なく使っている寿司にまつわる用語ですが、寿司屋さんでの“符牒”が多くあるそうです。「あがり」「がり」「しゃり」「ネタ」「おあいそ」等など。それらは、お店の方が使う「隠語(スラング)」に当たるようで、お客様の立場ではそれらの言葉を使うのは良くないらしいです。
例えば、「あがりをください」は、「お茶をお願いします」のように言った方が上品らしいです。
「あがり」 ・ ・ ・ 「お茶」
「しゃり」 ・ ・ ・ 「ご飯」
「がり」 ・ ・ ・ 「しょうが」
「ネタ」 ・ ・ ・ 「寿司種」
「ムラサキ」 ・ ・ ・ 「醤油」
「おあいそ」 ・ ・ ・ 「勘定 / 会計」
等々、他にも色々とありますが、上記のように使うようにした方が良さそうです。
「おあいそ」は、本来はお店側がお勘定書きを渡す際に、「お愛想がなくて申し訳ありません」と添えていた言葉らしいです。普通に「お勘定お願いします」「お会計お願いします」と言った方が良いようです。
とは言え、どの言葉が“符牒”なのかが判らない方が多いと思います。いきつけのお店がある方などは、其処で聞くことも出来ると思いますが、そうでない方は、すし屋さんに行かれて、カウンター席に座ったときなどに、会話のひとつとして、聞いてみてはいかがでしょか!?。
何気なく使っていた用語が実は、お店側で使う“隠語”で、“粋”と取り違えて使っていたようです。特に女性の方は、寿司を食べる際には気をつけて、上品な言葉を使った方が良さそうですね。