「斉藤」と「斎藤」、実は別人らしい

 
 

 
 

 「斉藤」と「斎藤」って、「斉」は「斎」の略字だと思っていませんか?

 実は、「斉」と「斎」は全く別の漢字で、それぞれ別々の意味を持っているそうです。

 「斎」には「ものいみ、部屋」などという意味があるそうです。
 「斉」には「そろえる、ととのう」などの意味があるそうです。

 「斎場」を「斉場」、「書斎」を「書斉」、「斉唱」を「斎唱」、「一斉」を「一斎」とは書きませんね。

 「さいとう」や「あんざい」など「斎」「斉」の字が付く名字は、どちらの字なのか本人に確認したり、調べたりした方が良さそうです。手紙や書面に名前を記入する際に、相手の名前を間違えて書いて失礼をしてしまわないようにしなければならないですし、有名人(芸能人、スポーツ選手、文化人、等々)なども、名前を書く際には、人名事典や各種名鑑などで確認した方が良さそうですね。