プログラミング 始めてみようかな!? 其の3



 PCの本体(電子部品などを組み合わせて組み立てた)だけではただの箱(入れ物)。と言うか、PCとしての機能は全くないのだそうです。OS(Operating System)が組み込まれてPCとして機能するのだそうです。


OS(Operating System)って何?

 "Windows"、"MacOS"、"Linux"、"iOS"、"Android"など、聞いたことがあると思いますが、こういった種類のソフトウェアが“OS(Operating System)”で、コンピューターを使う上で基本となるソフトなので、OSを“基本ソフトウェア”と言うそうです。

 もし、PCにOSが入っていなかったら、キーボードを押してもマウスを動かしたりクリックしたりしても、PCは何も反応しませんし、作動しないのだそうです。
 OSは司令塔の役割をしていて、コンピューター全体(CPU、メモリー、ハードディスク、ディスプレイ、キーボード、周辺装置にいたるまで、パソコンに入っているすべてのハードウェア)を管理、制御のための機能や、多くのソフトウェアが共通して利用する基本的な機能などを実装しているんだそうです。

 最近のOSは64bitが主流ですが、ちょっと前までは32bitが主流でした。その違いについて少し触れてみたいと思います。
 CPUの扱える情報量(データの幅)が違うために、32bit対応のCPUでは32bitOS、64bit対応のCPUでは64bitOSを使用するようです。
 bitは、“情報量の基本単位(最小単位)”で、桁数と思っても良いのかも。
 また、メモリの使用できる容量にも違いがあります。CPUがメモリを扱うために、メモリに“アドレス(番地のようなもの)”を作りますが、32bitOSでは232(2の32乗)のアドレスを管理でき、1つのアドレスに対して 1B を割り振っているので、約4GBまでしか扱えないのですが、64bitOSでは計算上、264(2の64乗)のアドレス空間が存在し、約16EB(exabyte : エクサバイト)ですが、これ程のアドレス空間は、現在のところ扱うことはできない(ハードウェア側で対応できないらしい)そうです。使用可能なメモリの上限はOSのエディションごとに異なるようです。
 同様に、HDDの使用できる容量にも違いがあります。HDDの各“セクタ(記憶装置の最少記録単位をセクタ(sector))”に対してアドレスを割り当てます。現在主流になっているセクタサイズは512Byteとなっているそうなので、32bitOSでは232⨉512で、通常最大約2TBまでしか扱うことができません。64bitOSでは理論理論値で、約16EBまで扱えるそうですが、今のところ実際にこの容量を扱える記憶装置は無いそうです。

32btb版64bit版
ビット幅32bit で制御
232 通りの情報を格納して計算できます。
64bit で制御
264 通りの情報を格納して計算できます。
メモリ上限 4GB計算上 約16EB
OSのエディションごとに異なるようです。
ドライブ容量上限通常、HDDなどの記憶装置は 2 TB理論上、HDDなどの記憶装置は、約16EB